令和5年度基本方針

野田商工会議所青年部(以下「野田YEG」という。)は、青年経済人の集まりです。
新型コロナウイルスの流行により人々の生活スタイルは大きく変わり、日本企業を取り巻く経済環境も大きく変わりました。これまで経営者に求められてきた資質は、人心掌握力や統率力など組織をまとめる強烈なリーダーシップでありましたが、これからの経営者に求められる資質は、明確なビジョン、イノベーションへの対応、変化を恐れない柔軟性であります。
経営者が理想とする究極的な目標は「最小のコストで最大の利益」であり、自企業の発展であります。
しかしその一方で、企業はただ自社の利益のみ追求すれば良いのではなく、社会に独自の価値を提供する社会的責任があり、企業理念に沿った社会貢献活動を続けていくことで、顧客や従業員に選ばれ続ける魅力的な企業へ成長できます。
そこで、本年度のスローガンを

と致します。
「天下の憂えに先んじて憂え、天下の楽しみに後れて楽しむ」という為政者の心構えは、「天下」を顧客や従業員などに置き換えることで、経済人としても大切にしなければならない考え方となります。
また、現状や他者が行った結果だけをみて責めたり非難したりするのではなく、先にあらゆる事態を想定し、自らしっかりと考え準備し、それを実践することで経済人としての成長・後の楽しみへと繋がります。
我々野田YEGは、一人一人が異なる知識と経験を積んできた無限の可能性を秘めた原石の集まりであり、自分以外の誰かを成長させ得る砥石であります。
昨日よりも今日、今日よりも明日がもっと輝くために、たくさんの人との出会いを増やすとともに、ありのままの自分で、本音でぶつかり合って切磋琢磨できるYEGを目指します。
令和5年度 第38代会長 木名瀬 宣人