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令和7年度10月例会

 

10月7日、野田商工会議所にて令和7年度10月例会「地域の声を未来へつなぐ 〜YEG版 市民アンケートの設計とITツールの有効活用〜」を開催いたしました。
 本例会は、国が実施する「地域幸福度調査」から着想を得て、青年部としても創立40周年を契機に、継続的な事業として発展させることを目指して企画しました。
 野田市の課題や魅力、将来への期待を可視化し、行政への提言の基としたり、今後の青年部活動の方向性、さらには会員企業の経営判断に活かすことを目的としました。地域を見つめ直すことで、街の未来と自社の未来を一体として考える機会とすることを狙いとして実施しました。
 第1部では、ITツール(Googleフォーム、生成AI)を活用したミニ講座を実施しました。生成AIの仕組みや、AIへの指示書と呼ばれる「プロンプト」作成のコツ、Googleフォームの効率的な活用方法を学び、AIを業務改善や情報共有に生かす実践的な内容としました。短時間ながらも実演を交えて進行したことで参加者の関心も高まり、IT活用への意識向上につながりました。
 第2部では、第1部で学んだ内容を活かしながら、YEG版の市民アンケートをグループディスカッション形式で設計しました。国が実施している地域幸福度調査や、過去の野田市の市民意識調査を参考に、地域の魅力・課題・YEGへの期待などを設問化し、各グループでAIを活用しつつ意見を出し合い、Googleフォームを用いて実際に設問を作成することで、AIと人の共同作業による設計体験を行いました。内容はやや難易度が高めでしたが、担当委員会のサポートによりスムーズに進行し、全員が主体的に参加できたと思います。
 今回の例会は、久しぶりの研修型の例会となり、学びの多い内容であったと同時に、持ち帰ってすぐに活用できる実践的な例会となりました。一方で、情報量の多さやITリテラシーの差による理解のばらつきも見られました。今後は、より分かりやすい説明ができるよう内容の見直しやリハーサルの充実を図りたいと思います。
 本例会で得た学びをもとに、青年部として「地域の声を未来へつなぐ」市民アンケート事業の実現に向けて引き続き取り組み、行政との連携強化、地域社会への貢献、野田YEGのブランド価値向上、そして会員企業の発展へとつなげてまいります。

総務研修委員会
委員長 草野 心平